概要
本社(本殿・幣殿・拝殿)
八幡宮として建武年間に創立、現社殿は元禄期、重文指定
涼ヶ岡八幡神社は、八幡宮として建武年間(1334-1336)に創立され、元禄8年(1695)に相馬家21代相馬中村藩5代藩主相馬昌胤(まさたね)公によって現在の社殿および境内が整備されました。
八幡神は、大分宇佐において欽明天皇32年(571)に神霊により、「我は誉田天皇広幡八幡麻呂(ほんだのすめらみことひろはたのやはたまろ、応神天皇)なり」、とのお告げがあったとあります。
その後、天皇家が八幡神を伊勢神宮に次ぐ第二の祖神として重んじるようになり、中世には源氏が守り神としたことから、多くの武家に武神として崇敬され、国家鎮護、必勝、合格、諸行繁栄、病気平癒、海上安全、大漁満足、安産他で信仰されています。
平成24年(2012)7月9日に、元禄8年(1695)に建造され現存する本社他の7棟、本社の宮殿(くうでん)3基、摂社若宮八幡宮の宮電3基、そして本社拝殿に掲げられている扁額「八正宮」1面が国の重要文化財に指定されました。