史跡等
上部の太い枝がつながっています
縁結びのカヤ(なかなおりの木)
ご神木
カヤの古木の2本が幹の途中の太い枝でつながっている(学術用語で「連理」と言います)ことから、良縁が得られる、夫婦円満になる、とお参りされています。
平成二十六年(2014)11月に、NHKBSプレミアム「キラリえん旅」のロケで見えたアグネス・チャンさんが初めて2本のカヤの間を通り抜け「カヤくぐり」を提案し「なかなおりの木」と命名しました。
そして平成三十年(2018)12月に整備が完了し、カヤくぐりが出来るようになり、今ではパワースポットとして良縁を求める多くの若者の人気を集めています。
平成二十八年(2016)に、福島県絶滅危惧ⅠB類のマツランとカヤランがそれぞれ多数着生していることが発見されました。絶滅を懸念されるランが縁結びの木によって育まれていることが、不思議な縁を感じます。発見後毎年、開花期の5月に「マツラン・カヤラン観察会」を開催しています。
夫婦スギ(めおとすぎ)
市指定天然記念物・ご神木
高さ 約30メートル
幹周囲長 7.5メートル
随身門の北側の東と西に2本並んでいましたが、平成14年(2002)10月の台風21号により西側の杉が倒壊しました。
建武二年(1335)に後醍醐天皇綸旨により宇多庄を与えられた白河城主結城宗広が八幡宮(現涼ヶ岡八幡神社)を創立したときにすでにあったと伝えられており、現存する東側の杉は鎌倉期から続き800年とされています。
大イチョウ
雄の木なので、ギンナン(実)はならないはずですが、平成28年(2016)11月に、ギンナンが塊となって付いている枝を発見し話題になりました。ギンナンの見頃は10月から11月中旬で、緑の葉の中に黄色いギンナンが肉眼で観察できます。
平成28年11月7日撮影
矢旗塚(やはたつか、八幡塚)
建武二年(1335)に後醍醐天皇により宇多庄(現在の相馬市)を与えられた白河城主結城宗広が八幡宮(今の涼ヶ岡八幡神社)を創立し、出陣の祭に八幡宮に戦勝を祈願し戦に勝利した後に、弓・矢・旗を埋めたと伝えられています。
岩陰の清水
相馬中村藩五代藩主相馬昌胤命名
四方堀の西北角の橋を渡り、杉林を西北に進むと清水があり、かつてはご神水として利用していました。
元禄八年(1695)に藩主相馬昌胤が新社殿を造営し境内を整備した際に命名しました。
現在は橋が危険につき立ち入り出来ませんが、いずれ整備したい。